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「郵政民営化」の踏み絵 と 憲法第9条
Sarhto の「なぜ郵政民営化??」というコメントから、改めて私なりにこのテーマを考えてみました。
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今回の選挙でポイントは次の二つ。

①なぜ「郵政民営化」だったのか?
②なぜ、「解散⇒総選挙⇒郵政民営化」だったのか?


①の「郵政民営化」に絞り込んだのは、一つには日本国民に対する問いかけ…つまり「私小泉のことをイエスというか、ノーというか?」という問いかけだった。

もともと政治に関する関心が低く、政策について議論が一般的でない日本では、2つも3つも改革案を掲げると、「改革の中身そのものの議論」をしなければならないので、「そんなこと、わかんなーい!」で終わってしまう。 つまり、選挙では「政策の中身で勝負」したならば、日本国民を「選挙」という土俵に引っ張り込めない。しかし、「イエスかノーか?」と二者択一! 「私の見方か、敵か?」 これなら、街頭アンケートのように、サッサと○×をつけれる。こうして、国民を「選挙」に引っ張り出した。

実際のところ、衆院選の最終確定投票率は小選挙区が67.51%、比例代表が67.46%で、1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、最高の投票率だった。また、小泉純一郎首相自身への票も19万7037票で、史上最高!

では、「ノーの人はどこに票を入れればいいのか?」
このNOの人の行き先がない!!」

岡田さんは、明確なノーではなく、場違いな郵政民営化以外の「政策」で勝負をかけた。しかし、日本国中の頭の中には「イエスかノーしかない」。岡田さんの問いかけは、マークシート試験で、いきなり論述問題が出たようなもの。 同じ得点(1票)なら、時間をかけて回答をだす論述を選ぶ人は少ない。常日頃そのテーマを考え続けている人を除いては、大概の人がマークシート問題を選ぶ。 つまり今回の場合、政策議論はお呼びでないのだ。 

で、岡田さんも結局は「イエスかノーの議論」に引きずり込まれてしまい、中途半端な主張で撃沈!!小泉さんの「駆け引き」のほうが数段上手だったといえる。

そして、もう一つの重要な点として、②の「なぜ、解散⇒総選挙⇒郵政民営化」なのか?という点。実はこれが、小泉さんの一番の戦略ではなかったかと思う。今回の解散、総選挙も、「かなり以前から計画されていた」らしい。つまり、小泉さんにしてみれば、解散⇒総選挙は願っても無いチャンス! 

「首相の私に、イエスか! ノーか!」 

これで、党内のシガラミ、議員と団体の癒着、重鎮の重石をきれいサッパリ整理をした。これはもう、御見事!!というしかない技!

郵政改革案に反対して出て行った人は、まんまと小泉戦略に引っかかったという感じ。(結局、「国民の意思だから」といって、「賛成派」として自民党に返り咲いている。)

さて、これで「郵政民営化」という踏み絵、「小泉政権に従順であるか、それとも邪魔をするか」ということが、はっきりしてきました。そして、問題の焦点は何処に移ったのか?? ここが重要!!

「郵政民営化」という、誰もが「賛成!」と言いやすい議論を踏み絵にし、「“小泉”賛成派、反対派」を明確に線引きした…。
じつはこの踏み絵の意味するものは「郵政民営化」じゃなかったとしたら、国民はどうするのでしょうか?

ピンポーン!! 憲法第9条です。 

重要なのは、当選者の72%が9条改正に賛成だということ。衆院選の当選者アンケートによると「全面的な憲法改正に賛成」が46.7%、「9条も含めた部分的な改正に賛成」が25.4%。戦争放棄と戦力の不保持を定めた9条改正派は合計72.1%で圧倒的多数派なのだ!

なかでも、自民党は、回答した206人中、133人が全面改正に賛成、54人が9条を含む部分改正に賛成し、「9条以外の部分的な改正に賛成」と「改正反対」は合計わずか7人。 これが現在の自民党の実態!!

そして、自民党、公明党は合計で480議席中の327議席、つまり68%です! 三分の二議席が与党!!! もちろん公明党は「憲法第9条」の全面改正は1人もいない。だけど、今回の選挙で「自民党単独」でも充分な影響力を持つことがわかったから、今後、場合によっては「公明党の切り離し」が起こると可能性も!そして、表向きの与党、野党に関わらず、党内がバラついている民主党と仲良く「憲法第9条改正」をはじめることだってありうる。なぜなら、民主党は30人が全面改正賛成で、部分改正賛成は23人。9条以外の部分改正に賛成が18人、改正反対が6人、「どちらとも言えない」も17人という状態ですから!!

この流れが見えたからか、「郵政民営化」には反対だった中曽根さんも亀井さんも反応が変わってきましたねぇ。なんたって、中曽根さんの場合、自分の首相時代からの夢が「憲法第9条」と「教育基本法」の改正だったわけですから…。

さて、この「郵政民営化」という踏み絵の結果が、どんなカラクリだったのか?今後も目が離せない小泉政権です!
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今日のニュースより | 【2005-09-13(Tue) 19:51:22】 | Trackback:(0) | Comments:(9)
コメント

●サルさん

そうですね。中曽根さんは、今だ憲法改正に思い入れが強いですね。過去のことはさておき、今、小泉さんに賛同の意を表明したのは、理解できます。高齢ゆえにやめさせられたとはいえ、中曽根さんの影響力は健在ですしねぇ…。

土井さんがおられないは、確かに残念ですね。今、明確な反対派で「スター」って誰なんでしょ?

●クロフネさん

自由に意見の言えることは、とても大切ですね。
もちろん憲法改正されても、これは残ると思います。今は、国民が主体的に意見を述べ、国民自体が世論をつくっていく「過渡期」だと思います。
(今までは、マスコミに影響されて世論が操作されていたが、今後は国民が直接世論をつくる。)

なにはともあれ、人々が政治に関心を持っていることは、良いことだと思います。

ところで、f2cニュース気がつかれました?先週末から画面表示するようにしてみました。今までなかったので不便でしたが、これだと、ブログのチェックをするたびに、簡単に閲覧できるので、便利です。

ロシアですが、北朝鮮・中国等への牽制力があるのかどうかは別として、油田があるので、重要な国だと思います。
2005-09-15 木 18:47:29 | URL | くに #- [ 編集]

>くにさん
個人が自由に情報を発信できるということはすばらしいですね。
いまだに個人の表現の自由がない国もありますし。。。

まさか、憲法改正でなくなることはないでしょうし。

>サルさん
まったく同感です。
土井さんのパワフル振りが記憶にある世代としては、改めて諸行無常を感じてしまいます。


と、今くにさんのブログにあるfc2ニュースで「シベリア原油太平洋岸への輸送」っていう記事がありました。
経済・軍事、両方の目的でロシアとは仲良くしてほしいものです。
日本は周辺がぶっそうですから。。。
2005-09-15 木 14:21:25 | URL | クロフネ #- [ 編集]
時代に合わないものは変えていかないと...と思います。今を見極められない人たちに、将来を託せませんよね。^^;

しかし...憲法改正のために頑張ってきた中曽根康弘さん、また憲法9条を守り抜くために頑張ってきた土井たか子さん。

この両名がこの時期に政界に居ないのはお気の毒です。ご本人もさぞかし悔しいことでしょうね。
2005-09-15 木 09:03:09 | URL | サル♪ #- [ 編集]
そうなんですよ!クロフネさん!

●私が問題と思うのは「マスコミの報道の画一化」と「政策内容の理解がしにくいこと」なんですよ!!

日本のマスコミは、ワイドショー番組が多すぎます!しかも、彼等の目的は「視聴率」ですから、センセーショナルな結論に導くよう煽ります。そして、毎日のように、マスコミ報道を聞いている国民の意思は「ムード」で支配されはじめます。

ちょこちょこ言ってますが、日本の報道はマスコミが意見を言いすぎです!!
それも国民感情を煽り立てるような「刺客」といった、ウケ狙いのセンセーショナルな言葉を多様して…。刺客かどうかを判断するのは国民であるべきなのに、それを事前に「刺客」と定義づけてしまう!!これは報道ではなく、刷り込みです。

もっと、視聴者が冷静に判断できるよう、事実を「淡々と」語る番組を増やすべきだと思います。

また、政党も政策内容をきちんと説明すべきだと思います。おっしゃるように、発言に一貫性がなく、日和見主義、事なかれ主義の発言が多いと思います。そういった点、小泉さんは首尾一貫しているので、国民の評価を得やすいともいえます。

ともあれ、各党は、政策内容そのもので「国民の審判」を仰ぐべきです。クロフネさんのおっしゃるように、ビジョンごとのメリットデメリットを明らかにし、それをマスコミを介してきちんと伝えてほしいと思います。

今回の郵政民営化も、結局、何が問題なのか?ということすら、色んなHP等をかき集めなければわかりませんでした。(といっても、まだ不完全燃焼ですが…)

でも、一番の問題は、国民が自ら意見を発する場がなかった、ということでしょうか(←注:少し過去形になりつつある)。一方的な情報の受け入れではなく、政党やマスコミに対して、国民が「意見」を述べるようになれば、この体質も変わると思います。

そういった意味では、昨今では、ブログなどで各人が自由に発言できます。これは国民の側が意見を発表する機会なので、非常に興味深いです。

ただ、現時点では玉石混合であること、逆に住み分けが明確になってしまった場合は、同じ意見の仲間だけで固まり、発想が貧困になること…などの問題もあります。

しかし、この個人が自由に発言できるようになったという世界は、また、自らが自由に情報を選択できる世界は、「自己責任」のもとに新しい社会を創造していくのではないかと思います。

あーっ、話がそれてきました。
2005-09-14 水 18:14:19 | URL | くに #- [ 編集]

憲法が「バイブル」に近いものとして扱われているように見えます、というのはおっしゃるとおりかもしれません。改憲をすごい悪いことのようにいいますよね。
パンドラの箱を開けたくないだけの人もいるでしょうが。。。

政策もつまらない政党もありますよね。
アメリカからの独立?を訴えながら軍事費を控えるとか(決して軍国主義ではないですが、きれいごとでは国は守れない!)、中国が脅威だからといって仲良くしようとするとか(中国が日本と仲良く付き合わなければと思うようにしてほしい!)。

「国民の意思」についてですが、意思決定するには情報が少ないです。というよりは、わかりにくいです。
そもそも各政党は、どのように日本をしたいのかが知りたいです。福祉国家にしたいのか、活気のある国にしたいのか、共産主義にしたいのか、経済大国に戻したいのか。
そのビジョンごとのメリットデメリットを明らかにした上で選挙を行って欲しい。

うう。。。何かずれてきたような気がするのでやめます。

くにさんのブログは、「診断士の卵である主婦がドイツから見た日本」ということで十分ランチェスター戦略を満たしていると思いますよ。
2005-09-14 水 12:02:19 | URL | クロフネ #- [ 編集]
メフィストさん、はじめまして。
リンクありがとうございます。

私の記事は節操がなく、あれやこれやと思いつくままに書く「雑食性blog」です。
われながら、もうちょっと一貫性を持たせたほうがいいかなー?と思ってはいるのですが…。ランチェスターの法則とかから見ると、「戦略なし」と判断されると思います。もちろん、日記系なので戦略はないんですけど…。
気の向いた記事だけ拾い読みしてくださいね。
2005-09-14 水 03:34:19 | URL | くに #- [ 編集]
●クロフネさん

私の個人的見解として、憲法改正自体については、反対じゃありません。渡辺昇一さんの本も、結構読みましたし、知らない間に、ちょっと右寄りかもしれません(笑)

おっしゃるとおり、マッカー○ーを中心とした数名の人が、だかだか数週間で作成した憲法を、60年もの長きにわたって大事にしてきましたが、これは、憲法の耐用年数からいうと、すでに限界を超えていると思います。

憲法は、あくまで「国民を幸福にするため」のものですから、これだけ世の中も変わり、人々の価値観も変わっているにも関わらず改正されない、というのは、無理があるでしょうね。

ちょっと唐突かもしれませんが、日本は他国と違って「宗教」の無い国なので、憲法が「バイブル」に近いものとして扱われているように見えます。「書き換えてはならない聖なるもの…」みたいな。

でも、憲法はバイブルではありません。あくまで憲法は人間が考えたものですから、変えてもいいんですよね!!そういう意味で、今回は、憲法原理主義から脱皮する良いチャンスだと思います。

ただ、私が危険に思うのは、「国民の意思」です。今回の選挙を見ていても思うのですが、カリスマ的な指導者が出現すると、マスコミも含めて右へ、左へとブレすぎです。

小泉さんは、こういった「国民の総意」をコントロールする術に長けています。
これが国民の政治への関心を強め、マスコミの洗脳でなく、自分で日本の未来を考える方向に行くなら万々歳です。しかし、結果として、国民が「思考停止状態」でムードにだけ流されるようになったとしたら、話は別です。

主役はあくまで「国民」です。

小泉首相は国民の総意のもとに、国民の幸福を実現するための調整役であり、意思の主体は「国民だ」でなければなりません。

もし、国民が自ら考えることを放棄し、簡単なほうへ、簡単なほうへと流れたならば、それは非常に危険です。ムードだけでマークシートの試験をしても合格点に達しないように、国家の得点力が下がる可能性があります。

そうならないために、今のうちから、今後起こるであろう憲法改正問題に対し、自分で考える訓練をすべきだと思います。

ということで、まったく個人的な意見ですが、そういった流れの中で、今回の選挙を見る必要があるのではないかと思いました。




2005-09-14 水 03:28:30 | URL | くに #- [ 編集]
メフィストと申します。
リンクさせてください。

本当に今回の選挙結果は怖いですね。
憲法第9条、公明党の切り離し…仰る通り!
妻と同じ話をしておりました。
2005-09-14 水 02:34:39 | URL | mephisto #- [ 編集]

小泉さんはやっぱり選挙強いですね。
政治力は邪魔者がいなくなったこれからが問われますよね。

くにさんの指摘どおり、改憲論が出てくるんでしょうね。
クロフネも、家内の勤め先の弁護士も、まさか3分の2は超えないよね、って言ってました。
ほんとに超えるとは思ってませんでしたが。。。

でも、憲法も法律も時代に合わせて変わるのはいいんじゃないですか?
いつまでもマッ○ーサー憲法をありがたがらなくてもとは思うのですがどうでしょう。
あまり世論の反感を買うような憲法改正はできないでしょうし。

この件に関しては思うところがいっぱいありますが、だらだらと長くなりそうなのでやめますね。
とりあえずは日本の台所事情を正常化してほしいです。もうあまり時間がないと思いますので(すでに手遅れ!?)。
2005-09-14 水 01:22:18 | URL | クロフネ #- [ 編集]
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